特別連載:第六号
北広島からタイの山岳民族へ 
再びタイ〜

          (2007・4・6)           


Text: murata kaori (24才、北広島、北海道)
Picture: Sapporo Thai.com

過去の記事
第一号:北広島からタイの山岳民族へ :出発前の日記
第二号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯に入る前のタイ語学校
第三号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯からの報告:体中かゆいかゆいかゆい!!

第四号:北広島からタイの山岳民族へ山岳地帯からの報告 〜私の趣味はかくことです〜
第5号:北広島からタイの山岳民族へ 〜オボウジャー。ナー ツゥー カオリ。オボウジャー。

再びタイに来てから約半月が経ちました。昨年の7月下旬に日本に戻り約8か月を日本で過ごしました。が、もうすでに日本にいた8か月間がまったくなかったかのように、ずーっとタイにいたかのように、すでにタイでの生活に馴染んでいます。

今回は3月18日に日本を出発し約10日間バンコク、アユタヤ、プーケットと旅行をしました。そして前回同様の山岳民族のボランティア先に戻ってきました。旅行中にもいろんな出会いがありました。日本人の旅行者とももちろんいい出会いが何度かありましたが、なによりも楽しかったことは、やはりタイ人と話をすることです。8か月間日本ではまったくタイ語を勉強しませんでした(笑)。タイ語を忘れてしまったのでは・・と不安があったのですが、すぐにカンは取り戻せました。買い物で値段の交渉をするのもまったく問題なし!!プーケットでは一日ツアーなどに毎日参加してバカンスを楽しんでいたのですが(笑)、タイ人のガイドさんにタイ語で話しかけると、皆さんすぐに心を開いてくれるのか、たくさんお話をしてくれました。ツアーの他の客さんは欧米人ばかりで英語が飛び交う中、タイ語で奮闘するわたし。おかげでガイドさんからちょっと特別扱い並にかまっていただきました♪そして、やっぱりタイ語はたのしいな!タイ人も大好き!やっぱりタイでしょう!と再確認しました。
       
そんなこんなで今回のタイ再訪問の一番の目的、山岳民族ボランティアの地、チェンライに帰ってきました。飛行機から見えたチェンライの風景を見て思ったことは・・・なにもないなー・・・。でもそんなチェンライ、タイの私の故郷です。
ボランティア先について2日目にして最初の難関がやってきました。トイレ、水浴びなどはもう慣れたもんで、なんの問題もありません。そして去年の最大の敵であった「蚊」も今は乾期ということでそんなにいなく虫除けスプレーもなしで過ごしています。しかし、やってきたのは・・・「ハチ」です。今は、山を燃やすシーズンということで、山が燃えて住みかを失ったハチが山をおりてやってきているのです。そしてある時家の中に入ろうとすると数百匹ものハチが家の中をブーン、ブーン・・・。まさしく、ありえない光景でした。タイ人の皆様がなんとか追いやってくれましたが、その日はきっとまだ20匹近くはいる中で眠りにつきました。次の朝も、ブーンブーンといううるささで目が覚めました。でも気づいたことは、ハチはこっちがなにもしなければ、ハチもなにもしないということです。あれだけハチがいるなかで、まったく刺されることもなく、ある意味関心です。そして私も、多少のハチが近くにいようとどーでもよくなりました(笑)。そして昨日の晩、とうとうあるタイ人男性がゴミ袋で体を装備し、蜂の巣を撤去しました。惚れてしまいそうなぐらいすごく勇ましい姿でした。そして新鮮な蜂蜜をいただきました。すごく甘くて、オレンジのような味がして、とーってもおいしかったです♪ハチさんありがとう。
          
今回もまた前回同様に小学校での日本語授業をしています。といっても現在は夏休み中なので、自由参加の授業です。卒業してしまった子もいるので会えない子もいるけれど、第一回目の授業、私よりも先に私の名前を覚えていてくれ「かおりー!」と呼んでくれました。ほんとに、ほんとにうれしい!!そしてちゃんと日本語も成長しているようで、やってよかった!きてよかった!みんなありがとう!!

ほんとに今年もまたタイにやってきてよかったです。ボランティア先のみんなももちろん私を覚えていてくれ、すぐに溶け込むことができて。すでに、日々、タイ語も成長している気がするし。そしてすでに日焼けでタイ人に負けず劣らずの色黒になり、ちゃーんとみんなの仲間入りです☆
過去の記事
第一号:北広島からタイの山岳民族へ :出発前の日記
第二号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯に入る前のタイ語学校
第三号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯からの報告:体中かゆいかゆいかゆい!!

第四号:北広島からタイの山岳民族へ山岳地帯からの報告 〜私の趣味はかくことです〜
第5号:北広島からタイの山岳民族へ 〜オボウジャー。ナー ツゥー カオリ。オボウジャー。
札幌タイドットコム
SapporoThai.com