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札幌タイドットコム: タイの山岳からの手紙

  北広島からタイの山岳民族へ
  第1号
出発前の日記〜。

                         


Text: murata kaori (24才、北広島、北海道)
Picture: Sapporo Thai.com

過去の記事
第一号:北広島からタイの山岳民族へ :出発前の日記
第二号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯に入る前のタイ語学校
第三号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯からの報告:体中かゆいかゆいかゆい!!

第四号:北広島からタイの山岳民族へ山岳地帯からの報告 〜私の趣味はかくことです〜
2006年4月30日

本当のことを言うと、ほぼ思いつきで決めてしまったような“タイ”。今までの私の人生でなにかタイに関わりがあるとすれば・・・タイカレー?

ある日なにげなく手に取ったグリーンカレーとイエローカレーのキット、そしてまたたくまに私をとりこにさせたどくとくの味と辛さ。それ以来お買い得のココナッツミルクの缶(147円)を買ってはカレー作りに励みました。自分流のタイカレーはきっと本当のタイカレーとはほど遠いどころではなく、まったく違う味なのだろうけど。

でも、今ふと思う。タイの人は本当にタイカレーをよく食べるのだろうか?とりあえず、タイに着いたらタイカレーを探してみよう。

海外に行くことはもう何年も前から考えていたけど、行きたい国がなかなか見つからず、こうなったらあるテレビ番組のように世界地図でダーツをしてあたった所に行くしかないな。と、真剣にダーツをやろうとしていたときでした。

見つけたのは3月の中ごろ。とある雑誌にでていた山岳民族のボランティア募集。

これだ!と思った。なぜこれだ!と思ったかというと、参加費が安いから・・・。

去年、日本語教師の420時間の講座を終了し目標は日本語教師になること。でもなかなか仕事は見つからないし、見つかったとしてもこんな私がいきなり一日に何時間も授業をできるのだろうか!?自信もあまりない。そこでとりあえず海外インターンで経験を積もうと考えていたのだが、どれも参加費が高い!こんな高いお金を支払ってやるぐらいなら直接仕事に就いちゃったほうが・・でも・・できるだろうか・・・。と、そんな思いがただ頭の中を駆け巡るだけで時間だけが過ぎて行き。時間が経てば経つほど、私のただでさえ少ない自信が、もっと少なくなっていき・・・。

この山岳民族ボランティアは、タイ北部の山岳地帯に住む山岳民族を支援するために設立されたNGOでの体験ボランティアで、小学校で日本語や日本文化を教えたり、力仕事もあったり、その他にもいろいろな活動や現地生活の体験ができるらしい。

日本語教師一本で、教室で授業をし、教案をたて、一日中教科書や参考書とにらめっこで頭がパンパンになってしまう生活よりも、このボランティアならもう少し心に余裕を持ってできるのではないだろうか。実際のことは始めてみなければ分からないが、とにかく自信というものが小さくしぼんでしまった今の私には、不安だらけのことに挑戦するより、楽しみだ!と、思えることに挑戦したほうがもちろんやる気もでるだろうし、明るく前向きにいられることがなによりだ。と、勝手に納得しています。

そんなわけで、タイに行くことになったのです。


タイといえばタイ語。

今まで英語、スペイン語、手話、そして日本語といろいろな言語に手をだしてはきたけれど・・・タイ語か・・・。

言語を習うのが大好きだからタイ語も大丈夫だろう!

さっそく本屋に向かいタイ語の本を買ったのです。が、

この古代文字のような、象形文字のような・・・見ているだけで目がチカチカ。本を見ていてめまいを感じたのは本当に初めての経験。そしてそのまま本を閉じ、開けることなく数日が過ぎていきました。


机の上においたままの本、そろそろほこりがかぶり始めるなと思ったとき、三日坊主ならず、一日坊主かよ・・・さすがに自分がちょっと情けなくなり、やっぱりやった方がいいよな・・・タイに行くんだし・・・でも、これ絶対自分じゃ無理だよな。しかたない、習いに行こう!

タイ出発まであと約ひと月、ここにきてやっと未知の言語、タイ語と向き合う決意をしたのでした。

現在タイ語レッスンを受け始めて約3週間が経ちました。成果は・・・。


出発まで残り2週間、準備は着々と進んでいる、のだろうか?いつでもぎりぎりにならないと動き出さない私。日本語ボランティアの授業計画を考えてきてください。との事だが、未計画。もちろん荷物なんてまだまとめてない。やったことといえば私の憎き敵「蚊」との戦いに備えて、虫除けスプレーと蚊取り線香を買っただけ。私のこのタイ行きで一番不安なことといったら「蚊」。知らない国で病気や事故にあったら?誰かに騙されたら?生活や食べ物が合わなかったら?そんなことよりもとにかくこの「蚊」がなにより不安で・・・。なぜか蚊にさされやすい私。何年か前に一晩で20箇所ぐらい刺されたことがあり、あんな悲惨な目に二度と会いたくないのです。いろいろ「蚊対策」をネットで調べてみたがどれも一番の予防法は「虫除けスプレー」と「肌を出さないこと」。虫除けスプレーはいいが肌を出さないって、あの暑いタイで長袖、長ズボンで過ごせってこと?冬でも半袖で過ごせる勢いの私が太陽のさんさんと照りつける中を長袖で過ごすなんて・・・無理かも!?絶対無理だ!・・・。

こんなふうに考えてみると、なんてくだらない不安なのだろう。と思ってしまう。


ボランティアのことや、タイ語のこと、見知らぬ土地に行くにあたって不安を感じるべき要素はもっと他にたくさんあるはず。他の人はどんなことに不安を感じるのかな?なんてことまで考えてしまった。


気楽にいけることがなにより!どうせ行ったらつらいこと、試練がたくさん待ち受けているのだろうから、それはそのとき考えて。今から暗くなっている必要はない


今回、タイに行くにあたっての抱負などをクールに書き綴る予定だったが、なにかとても的の外れたことを書いているような気がする。もしかしたら私がこれからやろうとしていることも的が外れているのかもしれない。考えてみればいままでにもいろんなことをしてきたのに、ここにきて突然なんの縁も繋がりも、そして思いすらなかったタイにぽんと行くなんて。ただここからきっと私の人生が大きく変わっていくだろう。変わっていってほしい。変えてみせる!それが今言えるたった一つの抱負です。

PS. 今日とあるテレビ番組で日本の「寿司」はタイの食べ物からできていった!との事でした。ちょっと感動。

過去の記事
第一号:北広島からタイの山岳民族へ :出発前の日記
第二号:北広島からタイの山岳民族へ:山岳地帯に入る前のタイ語学校
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第四号:北広島からタイの山岳民族へ山岳地帯からの報告 〜私の趣味はかくことです〜

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